スタートアップ前のベンチャーが陥るよくある3つの失敗

スタートアップ前のベンチャーが陥るよくある3つの失敗

レシード代表大江です。

最近回りに若くして起業される人が増えてきたので
私が過去に経験してきた失敗談と、知り合いの起業家。経営者が
失敗してきた、内情をまとめてみたので
ご説明させていただきたいと思います。

 

 

※この記事は2011年に僕の個人ブログを記載したものを転用させていただいております。

今でもこの思考は変わっておりません。

 

1、資本比率の問題(出資者)

「お金を投資してあげるよ」

数百万出してもらい、

株式を51%以上抑えられる。
そして経営の自由を奪われ、株主と対立がおき、

そこに時間を費やし勢いがなくなり倒産
(これに近い経験はしました。経営権を握られると本当にしんどい)

この問題を回避するためには
まずは書面を結ぶ必要があります。


売り上げが年間1億ライン利益が1000万ライン残った時点で株の20%を
創業者が時価ではなくプレミアム25%ほどのせて買い取る等
事前契約

 

(もちろん司法書士と弁護士を間に挟んだ正式な同意契約書作成)

これを事前に結ばないと時価で「買い取ってくれ」とたとえば言われたとしましょう。

年間1億の売り上げ純利益1000万資本金が1000万(1株5万なので200株)出資者が50%握っているとします。

1株あたりの純収益額1000万(純利益)÷200株=5万円

5万で買った株が1年で5万も利益を出してくれていることになります。(1年で投資回収できている)
これを投資家としては数年伸び続けるであとうと想定した企業価値を(ここでは5年成長するとと過程)
計算すると
5万×5年×100株(50%の株)=2500万 (時価)

500万×1.25%(プレミアム)=625万 (事前プレミアム提案の承諾)

なんと1900万近く多く払わなければ株式を全部買い取ることができません。

このような金額になると正直創業者のお財布の中から払うことができず
会社の金からも払うことができず

(株をおさえれていることにより会社のお金を着手すると横領になるため、社債としてならありだが莫大な金利を要求されるおそれあり。)

泣き寝入りするしかない状態になります。

2、共同経営者との付き合いかた

株を半分半分わけあって経営するスタイル。
これがなぜうまくいかないかと言うと、
そもそもの意識が問題ありだと感じます。

あなたがいないと会社ができませんと言うような
人は経営者には向いてないんじゃないかなと思います。

そもそも代表取締役というものは
責任を全部しょって、決断をしていかなければなりません。
共同経営というのがその責任を2分割しようとしているようなものです。

うまくいっているときはそれほど問題ないのですが(まあ色々問題もあるが)
スタートアップの企業が始めからうまくいくことなんか
ほとんどありません。

うまくいかないと
事業責任の押し付け合いをする。意見が対立する。→経営がスピーディーに
ことすすまない。→スピーディーにことが進まないベンチャーが生き残れるか?

こうなると、一方が辞任するか、一方が泣き寝入りをして何も言えなくなる経営スタイルをとらざる得ないようになります。

くに経営経験のない女性との共同経営などは非常にリスキー

・男性と違いロジックより感情を優先するがゆえ、話が進まない。
感情優先で組織をぐちゃぐちゃにする暴言などを吐く。

代表経営者になりたいのなら、一人になってもやりきれ!

というような気合がないとそもそも成り立ちません。

失敗も責任もリスクも自分で全部かかえる気持ちが必要です。

6年前当時

私自身、この観点が甘かったことから、大きな失敗をしました。
今なら一人になっても会計も、技術も営業も、なんでもやりきる自信はあります。

あと

代表経営者は取締役などに責任を負わせるのはもってのほか!

責任を分割したい気持ちはわかりますが、そこを歯をくいしばって
全責任を自分でとるくらいの器がないと人はついてきません。

取締役はあくまで雇われ取締役という意識なので
連帯保証をする気など更々ないのですから。

しかし

法的な問題で言えば、専務、常務等も経営責任は問うことは可能なので
例え辞任したとしても責任は発生しまいます。

前の会社の悪口などはめったなことは言わないほうがいいです。
自己弁護したい気持ちも非常にわかりますが
あなたが選んで決めた会社なのですからそれも自己責任と感じてください。

3、家賃や人件費固定経費を極端に抑えているか?

よい人材を獲得することを想定し

・いい事務所を借りる
・採用戦略を立て、売り上げに直結する仕組みを考える

これは非常にいいことです。
自分もやりました。
しかし、事業計画がうまくいかなかったら?もし採用戦略が失敗したら?

ということが考えられます。

というかほとんど失敗します。だってベンチャーですから。

ちなみに私はスタートアップの時点で人材を確保するためと考え家賃18万の場所を借りて
経営をしましたが(恥ずかしながら渋谷で働く社長の告白の影響で)

シュミレーションを何十回もしていたのにもかかわらず
売り上げ戦略と人材戦略を見事にこかしました。

資金繰りにさいなまれましたが、簡単に移転など
できるキャッシュも確保できない状態でした

共同経営者からはボロクソ言われたい放題で
(株や経営権や年齢の違いで。共同で考えた事業にも係らずつっこみどころが何箇所もあったのですが何もいえませんでした。あとから返すといってたので会社の固定経費はすべて私が払っておりましたが実際は返ってきておりません。うまくいかないと人間の口約束なんてそんなものです)

ストレスかなにかで
3日に一回しか食事ができない、一日3時間しか寝れない状態
がしばらく続きました。
決済できないがため個人的に借金もたくさんしました。(一度も延滞を起こさず完済しております。)

わくわくしながら経営計画を立て、

「絶対いける!」と思って描いた計画であろうが
7割はうまくいかないだろうと想定し
固定経費をできるだけ抑えた事業戦略をいかに練るかが大事になります。

よっぽど大きなスポンサーをバックに抱えていれば
チャレンジしてみてもいいですが、そんなスタートアップの企業に
エンジェルみたいな人がつくわけありません。

ただしエンジェルを装った詐欺師は甘くやさしい言葉を語りかけてきますので
気をつけてください。

はじめは家賃5万とか、自宅で1人か2人ほどであとはインターンなどの学生と
連携して経費を極端に抑えた経営を心がけるのがよいと思います。

2つめの立ち上げた会社の代表社長は会計と管理が非常にうまく、
ここは徹底的に意識してやっておりました非常に勉強になりました。

以上・・・

伝えたい細かいことはたくさんありますが、

この3つはスタートアップする前からの計画で回避できる
問題でもあります。

私のブログを見ていただいているかたで
起業を志している人に参考にいただければ幸いです。

 

大江 栄年